2018-10-16
人間の体を血が巡ることを血行と言います。
前述のように食べ物から摂取した栄養素や取り込んだ酸素を全身に運んだり、逆に体に溜まった老廃物を排出したりする役割があり、健康な生活を送るためには血行が良いことが大前提だといえます。
トレーニングの結果を出すことにおいても、血行の良し悪しは大きく影響してきます。
スポーツ選手が高いパフォーマンスを発揮するためにも、血行の良い状態を保つことが不可欠なのです。
今回は、すぐに実行できる血行促進のポイントを紹介します!
1.ふくらはぎをケアする
ふくらはぎは、「第二の心臓」とも呼ばれているほど、血液の循環に大切な役割を持っています。
心臓は血液を全身に送り出すポンプのような役割をしています。
心臓から押し出され足の先まで達した血液は、通常はふくらはぎの筋肉の力によって押し上げられ、心臓に戻ってきます。
しかし、ふくらはぎの筋肉が動かなかったり、ふくらはぎが疲労し筋力が低下してしまうと、血液を心臓に戻す力が弱くなり、血行が悪くなってしまいます。
座り仕事をしていると夕方ころに脚がむくむのもこれが原因です。
脚のむくみや疲労を感じてしまった場合は、ふくらはぎのマッサージをおすすめします。
ふくらはぎにたまった血液をほぐすように、くるぶしから膝の下までゆっくり親指で押していきます。
また、足枕で足を高くして寝ると、血液が心臓に戻りやすくなるので疲労の軽減に繋がります。
2.食事から血液循環を改善する
食品の中には、血行促進に大切なビタミンE、ビタミンC、DHAが多く含まれるものがあり、積極的に取り入れることで全身の血行促進に役立ってくれます。
これらの栄養素は、普段からバランスの良い食事を心がけていると自然と摂取できるのですが、とくにスポーツをする方は意識的に摂取することをおすすめします。
【それぞれの栄養素が多く含まれる食品】
ビタミンE…かぼちゃ、うなぎ、アーモンド、大根の葉、ひまわり油など
ビタミンC…赤ピーマン、ゆず、アセロラ、パセリ、レモンなど
DHA…サバ、イワシ、サンマなどの青魚
ビタミンEやビタミンCは、抗酸化作用があることから「抗酸化ビタミン」とも呼ばれています。
抗酸化作用とは、血液中に有害な過酸化脂質を作り出す活性酸素の活動を抑える作用のことです。
活性酸素は、老化や動脈硬化、癌などの病気の原因ともなるため抗酸化作用を持つ栄養素の摂取は、健康にもアンチエイジングにも効果的だと言えるでしょう。
また、DHAも積極的に摂って欲しい栄養素です。DHAには中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす働きがあるので、血流が良くなります。
3.効果的に入浴する
疲労が溜まったり、強いストレスを受けると、交感神経が優位な状態が続き、血管が収縮してしまいます。
そのため、リラックスして副交感神経が優位な状態を意識して作ることが大事です。
毎日の生活の中で、手っ取り早くリラックスできる方法として「入浴」があります。
できれば半身浴で30分程度、全身浴でしたら15分程度が目安になります。
お湯は、身体が熱いと感じ過ぎない40℃くらいが一番リラックスでき、適温と言えます。
リラックスして副交感神経が優位になると、血管を拡張し新陳代謝を高めてくれます。
夏場はついついシャワーで済ませがちな方は、ぜひ時間を作ってゆっくりと浴槽に浸かってみましょう。
いかがでしたか?
スポーツやトレーニングを日常的に行う方はもちろん、それ以外の方でも、血行を促進することは体を元気に保つ秘訣です。
体の機能を支える土台の部分と言えますので、ぜひ参考にしてみてください!
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